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シダネルとマルタン展 [アート]

シダネルとマルタン展 に行ってきました(SOMPO美術館)

後期印象派のふたり。

アンリ・マルタンの方は南フランスのトゥ―ルーズ出身。
パリの「サロン」という大きな展覧会で有名になりました。
南フランスの光の影響が強く、鮮やかな色彩の絵が多かったです。
点描の絵はシニャックに似た感じがしました。
市役所や大学等重要な建物の壁にも絵を描きました。
その習作も今回見られました。
人物もたくさん描いていますね。

シダネルとマルタン2.jpg


シダネルとマルタン9.jpg 「コリウール」








一方 アンリ・ル・シダネルは、インド洋のモーリシャス島に生まれ、
10歳でフランスに移り、北部のダンケルクに住む。
パリの「サロン」で毎年発表して有名になる。
フランスや他の国を描きましたが、
北の方の寒い地域が気に入っていました。
その後ジェルブロワやヴェルサイユの街に住みました。
はじめは人も描いていましたが、
だんだん絵の中から人が消えて神秘的な絵になっていきました。
自宅の庭にバラを育て、自宅の庭やバラのある風景を描きました。
夜のヴェルサイユの噴水、暮れていく街の家々、雪の風景なども。

シダネルとマルタン1.jpg


シダネルとマルタン12.jpg 「花咲く木々」

シダネルの ほわーっとした雰囲気、
静かなところ、
静かな日向、静かな日陰、
暮れている街や雪の街の家に灯りがともるかんじ、
暖かな感じ、
とっても惹かれました。
広島美術館にも素敵な作品があるようなので、
いつか行って見てみたいです。



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