重松 清 「青い鳥」 [本]
この本の『進路は北へ』の中から
・・・でもなあ、ひとりぼっちが二人いれば、それはもう、ひとりぼっちじゃないんじゃないか、
って先生は思うんだよなあ。
先生は、ひとりぼっちの。子の。そばにいる、もう一人の、ひとりぼっちになりたいんだ。
だから、先生は、先生をやってるんだ。
村内先生は中学校の非常勤講師。どもってしまって うまく話せない。
でも、そんな先生に心開く子供が ひとり、ふたりと、増えていく。
そして、立ち読みしていた私も、先生のそばにいたくて、この本を買ってしまった。
他に 『ハンカチ』 『ひむりーる独唱』 『おまもり』 『青い鳥』 『静かな楽隊』
『拝啓ねずみ大王さま』 『カッコウの卵』 が入っている。
表紙の鳥かごの絵も いい。
何で描いたのかな。
noie さん、ありがとうございます(^^)
by JF (2007-12-28 09:14)
奇遇ですね。同じ時期に本書を読んでおりました。
思っていた以上にいい短編集だと思いました。
by Sanchai (2007-12-31 02:17)
Sanchai さん、はじめまして。nice ありがとうございます。
かなり自分本位に感想を書きましたので、本の紹介としては不親切になってしまいました。
中学生の孤独に寄り添うという設定ですが、中学生に留まらず、今様々な場面で辛い大人も救われるような気がします。短編で読みやすいですし。
by JF (2007-12-31 08:29)